平成27年度ナゴラ海岸補足設計

発注者:東京都三宅支庁

平成27年度

観光客や地元民にも親しまれている当地は、自然公園法で“第一種特別地域”に指定されており、【現在の景観を極力保護することが必要な地域】と定められている。
斜面は、断続的な小崩落や連続した露岩部の風化や洗掘による倒壊を防止するため、過年度設計を基に、景観性のある待受け型の擁壁を採用した。
護岸は『海からの景観』・『海を眺める景観』を阻害しないように、『周辺の風景の中に同化させる』ことを基本方針とし、下記の2工法を採用した。
①人々の活動の中心となる長太郎池周辺には、現地の石材を利用して施工出来る“修景パネル工法”
②その他の区域は様々な色調を塗装出来る“自然石調吹付塗装工法”